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zoom RSS GSシングルの素晴らしき世界(1)学校で教わったどんなことよりも、三分間の奇跡と魔法から全てを学んだ

<<   作成日時 : 2013/10/12 11:44   >>

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GS(グループ・サウンズ)の凄さは、とにかくジャンルのすべてを飲み込む多彩さと、吸収力、消化力、メジャーあり、カルトありの深さ。

歌謡曲、ムード・コーラス、ニュー・ロック、ガレージ・ロック、サイケデリック、クラッシック、ブラス・ロック、ロシアン民謡、インド音楽…何でもあり。

またやけに、歌詞がとても切なかったりするのです。

『カルトGSコレクション』や『ソフト・ロック・ドライビング』シリーズでの発掘された、洗練され過ぎて、埋もれてしまった名曲や、ヒットを狙いすぎたアブストラクトな問題作。

僅かドーナツ盤の三分間に刻まれた奇跡。

そこには人生すら変えてしまう程の魔法が潜んでいました。



【真冬の帰り道/ランチャーズ】

誰もが持つような、瑞々しい、若さ特有のイノセンスいっぱいの歌詞。

複雑な曲展開や、サウンドの仕掛けなど必要としない、シンプルで、綺麗な北欧風のメロディーと、ひたすらピュアな歌詞。

GSのエッセンスがちりばめられた名曲。


ランチャーズは、加山雄三をリーダーに結成されたグループ(メンバーにはウルトラマンのイデ隊員だった二瓶正典も在籍)が前身。

その後、加山雄三のバック・バンドとして、加山の従兄弟(岩倉具定つながり)の喜多嶋兄弟を中心に再編成された。

ギターと作曲担当の喜多嶋修は、舞の父親として有名。

この曲はランチャーズのデビュー曲。(1967年11月発売 オリコン23位)


歳の離れた少女に恋した青年の、淡く切ない気持ちを、もどかしさを含めて、巧みに表現している。



『真冬の帰り道』
作詞:水島哲
作曲:喜多島修

あなたの肩先に ひらひらこぼれてる
プラタナスの枯れ葉  寒そな枯れ葉

どこまで送ろうか 真冬の帰り道
このままどこまでも  歩いていたい

大好きだけど 言いだせなくて
心でもえて くちびるかむだけ

わかってほしいんだ 切ないぼくの胸
あなたがいつの日か おとなになれば


大好きだけど 言いだせなくて
心でもえて くちびるかむだけ

わかってほしいんだ  切ないぼくの胸
あなたがいつの日か  おとなになれば

あなたがいつの日か  おとなになれば

あなたがいつの日か  おとなになれば


http://m.youtube.com/watch?v=1cSXI52AJoI&hl=ja&gl=JP&client=mv-google&guid=





【パープル・シャドウズ/小さなスナック】

個人的にはGS史上、最高の名曲だと思う。

この三分間のシングルに凝縮された世界は、一本の映画にも匹敵する。

歌詞が素晴らしい。

シチュエーションは様々に異なるけれど、誰もが心に持つ淡い恋の苦さや、痛みを見事に、とてもシンプルに描き出している。

メロディーも日本人の心琴に触れる、的確でシンプルな旋律。

何度聴いても、聴き飽きない。

恋をするたびに、誰もが心に感じる永遠の名曲ではないだろうか?

発売から3ヶ月めで火がつき、オリコン・チャートで2位。

その勢いで、松竹で同名の映画(藤岡弘主演)まで作られました。

その後、パープル・シャドウズは、音楽性をムード・コーラスに変え、ロス・インディオス&シルヴィアの大ヒットさせた「別れても好きな人」も元々は、彼らが発表した曲でした。


『小さなスナック』 
作詞:牧ミエコ
作曲:今井久

僕が初めて 君を見たのは
白い扉の 小さなスナック
ひとりぼっちの うしろ姿の
君のうなじがやけに細くて
いじらしかったよ

僕がその次 君を見たのも
バラにうもれた いつものスナック
ギターつまびく 君の指さき
ちょっぴり ふるえて
つぶやくようで
かわいかったよ


僕が初めて 君と話した
赤いレンガの 小さなスナック
見つめる僕に ただうつむいて
何もこたえず はずかしそうで
抱きしめたかったよ


今日も一人で 待っているんだ
君に会えない さびしいスナック
キャンドルライトに 面影ゆれる
どこへ行ったの かわいい君よ
忘れられない

どこへ行ったの かわいい君よ
忘れられない


http://m.youtube.com/watch?v=rV2WgRp295U&hl=ja&gl=JP&guid=&client=mv-google





【ザ・ゴールデン・カップス/愛する君に】

短命に終わったGSブームの中で、終盤には海外のロックの進化に伴い、非常に高度な音楽性とテクニカルな技術を持つGSのミュージシャンたちが、どんどんニュー・ロックへと接近していきました。

ジョー山中(4・9・1)、水谷公生(アウト・キャスト)、角田ヒロ(ジャックス)、クニ河内(ザ・ハプニングス・フォー)…

その中心にいたのが、エディ藩やルイズルイス加部、ミッキー吉野、アイ高野、柳ジョージの在籍した横浜出身のグループ、ゴールデン・カップスでした。

彼らはステージやアルバムと、シングルをはっきり区別して、シングルはプロの作家による非常にコマーシャルなものでした。

しかし、そこは凄腕の集まり、完成度は群を抜いていました。

「愛する君に」は特にキャッチーなリズム&ブルースな曲。

ドアーズの「タッチ・ミー」か、尾崎紀世彦の「また逢う日まで」みたいです。

ブラス&ストリングス・アレンジが最高。

それでいて、歌詞がタイガースの「君だけに愛を」みたいな、モロにGSなのも素敵です。(若干、翳りさえある)

オリコン・チャート13位(1968年)

『愛する君に』
作詞:なかにし礼
作曲:鈴木邦彦

僕の魂 君にあげよう
哀しい程に 愛しているんだよ

君を君を
僕の魂 君にあげよう
この手のひらに 夜ごとの歌声を
君にあげよう

愛する君を いつまでも
はなさない はなしたくない

僕の魂 君にあげよう
うちひしがれた 心に勇気を
与えてくれた


愛する君を いつまでも
はなさない はなしたくない

僕の魂 君にあげよう
僕のすべてを 誰より愛する
君に君に

誰より愛する
君に君に


http://m.youtube.com/watch?v=guxC8ahWz6c&p=1FB46E96FF08F130&client=mv-google&guid=&gl=JP&hl=ja





【ザ・ダイナマイツ/恋はもうたくさん】

カルトGSのヒーロー、ザ・ダイナマイツ。

海外でもスパイダースと並んで、ジャパニーズ・ガレージ・ロック・バンドとして評価が高い。

瀬川洋と山口富士夫のツインリード・ギターによる高度な音楽性で、米軍キャンプを中心に活動した。

ご多分に漏れず、発売したシングルは、彼らのやりたいことと全く違ったコマーシャルなもの。

『事務所の魂胆は馬車馬の如く働かせ、雀の涙ほどの給料で、望まない音楽性への強要』

瀬川も山口も、グループ解散後も、玄人を唸らせる、渋くて素晴らしい音楽を届けてくれた。


とは言っても、デビュー曲「トンネル天国」のB面だったこの曲は、かなりGSファンからも支持されている。

「これぞ、GS!」と言える、キャッチーで、ラウドで、格好良くて、どことなく懐かしくて、いつまでも新鮮な名曲。

カルト曲でありながら、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドが『GS』(1976年)で、GSを代表するヒット曲の中でも、この曲を選んでいる。

灼熱の太陽の下での危うい恋みたいなイメージで、CMに使われていてもおかしくない。

そんなデジャヴ感があります。


『恋はもうたくさん』
作詞:橋本淳
作曲:鈴木邦彦

キザなセリフで 恋におぼれた
お前の好きな 俺のくちびる

にがい別れは 風にながして
踊る俺には 夜明けはないさ

祈りをこめた 心の叫び
つらい つらい つらい
恋はもうたくさんだ 
俺には 俺には

赤いドレスが 涙こぼした
俺のからだに すがりつく恋


祈りをこめた 心の叫び
つらい つらい つらい
恋はもうたくさんだ 
俺には 俺には


赤いドレスが涙こぼした
俺のからだに すがりつく恋

すがりつく恋

すがりつく恋



http://m.youtube.com/watch?v=h0dyLWHtU7c&client=mv-google&hl=ja&gl=JP&guid=

オリコン・チャート73位(1967年)

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