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zoom RSS GSシングルの素晴らしき世界(2)学校で教わったどんなことよりも、三分間の奇跡と魔法から全てを学んだ

<<   作成日時 : 2013/10/12 11:49   >>

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【ザ・タイガース/青い鳥】

渡辺プロとすぎやまこういちが、タイガースのデビューにあたって、シングル4部作(僕のマリー〜シーサイド・バウンド〜モナリザの微笑み〜君だけに愛を)を予め計画していたほど、始めから爆発的に火がつくのが一目瞭然だったのだろう。

デビューした途端に、先輩格のスパイダースや、ブルー・コメッツを抜き、GS史上最高峰に君臨した。



その中で、メンバーの森本太郎が作った中期のこの名曲が、タイガースの中で一番聴いている。

先ずはアルバム「ヒューマン・ルネッサンス」の中で、沢田研二と森本太郎のデュエットで、サビの部分がタロー)で登場。

一週間後に、別テイク(沢田研二・森本太郎のデュエットで、サビもジュリー)でシングル・カット。

オリコン・チャート4位。(1968年)

思うのだが、デュエットや、ダブル・ボーカルの形で、沢田研二が誰かと共演する場合、彼は普段以上に、圧倒的な歌唱力を見せてくれる。

この曲のアルバムとシングルの違いも歴然だ。

彼は美しい見た目と、内面のギャップが凄く、相当なプロ意識と、男らしさと、仲間思いの優しい部分があるらしい。

この曲をシングルで歌い直す際も、タローや彼のファンに「仕事を取ってしまった」と、とても気にしていたのだが―

作品としてのボーカリストとしての完成度には、迷いや、遠慮は感じられない。

この当時、街ではサイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイエンス」が流行していて、タローが「こんな曲を作りたい」と思って出来上がったとのこと。

ボーカルを分け合う作品の稀なこのグループで、このセンチメンタルな曲だけ、二人がデュエットしている理由はそこにある。

サビの最後に、高音の加橋かつみと低音の岸部一徳のボーカルが加わり、4人が四つ巴で重なる部分は圧巻である。

『青い鳥』
作詞:森本太郎
作曲:森本太郎

青い鳥を 見つけたよ 美しい島で
幸福はこぶ 小さな鳥を

だけど君は あの空へ 飛んで行くんだろう 
ぼくがこんなに 愛していても

小さな幸福を
ぼくの手に 乗せたのに

青い鳥 青い鳥 行かないで

君がそばに いるだけで
ぼくは嬉しいのさ
そのまま ぼくを見つめておくれ


青い鳥は 飛んで行った あの広い空へ
狭いカゴが いやだったのか

小さな幸福よ
ぼくの手に かえっておくれ

青い鳥 青い鳥 なぜ行った

青い鳥は もう二度と帰っては来なかった

ぼくには はかない初恋だった


http://m.youtube.com/watch?v=I8DJcBHZjPc&client=mv-google&hl=ja&gl=JP&guid=





【堺正章とスパイダーズ/なんでこんなに】

スパイダースの歌はとても人懐っこい、ほのぼのとした感じの曲と、海外の音楽シーンを即座に消化したガレージ・ロック、お茶の間でみんなが大好きになるコミカルなキャラクターを押し出したノベルティ・ソング、浜口庫之助さんの書く純邦楽のような日本の心に染みる曲と、多種多様。

でも、楽しさはあっても、切ない曲好きな自分には、決定的に好きな曲はなかったのですが―

1996年頃から各レコード会社から発売になった『土龍団監修/ソフト・ロック・ドライヴィビン』シリーズがありました。


これは昭和に埋もれてしまった「洋楽テイストの優れた邦楽に陽を当てよう!」という企画で、CDの帯には、『これが本当に歌謡曲?昭和40年代に制作された知られざる和製ボサノバ、和製ソフト・ロックの素晴らしき世界!』と書いてありました。

そのシリーズの「フィリップ・ポリドール盤」の中に入ってあった、サトー・ハチロー作詞・中村八大が作曲:編曲した、堺正章の「なんでこんなに」の洗練された洋楽テイストのポップスさには、いっぺんに気に入ってしまいました。


本当に隙のない、完成度の高い名曲。


解散間際の頃、GS人気の陰りがハッキリ見え始めた状況で、キャラクター人気の強いスパイダースは、各自ソロで曲を出して、人気の挽回を図ります。

その「明日を祈る」は、スパイダースの大ヒット曲『夕日が泣いている』を思わせる、日本人の情緒に訴えるようなシングルで、『明日を祈る』はそのB面でした。

このシングル自体、オリコン・チャートで80位(1970年4月)の泣かず飛ばず。

同日発売の井上順のソロはチャート100位圏外・かまやつひろしのソロはチャート50位。

9月に出したスパイダース最後のシングル、コミカル・ソングの「エレクトリックおばあちゃん/いつわりの恋」もオリコン・チャート67位止まり。


しかし、さすがに、堺正章。

この翌年の5月に、作詞が北山修/作曲・編曲が筒美京平で、オリコン2位の「さらば恋人」の大ヒット曲を出して、芸能界の地位を確立します。


「なんでこんなに」はキャッチーなメロディーと、終盤のアレンジの盛り上がりが、「さらば恋人」のプロト・タイプになったようで、洗練度合いはこちらが上か。

もう一つの名曲・「街の灯り」も最高ですね。


『なんでこんなに』 
作詞:サトーハチロー
作曲:中村八大


なんにも言わずに 空をみる
心に涙を にじませる

なんにも言わずに ためいきついて
嘆きと痛みを 抱きしめる

なんで なんで なんで つらいんだ
なんで なんで なんで 寂しいんだ
こんなに 誰かおしえて

ギターを激しく かき鳴らす
野原の緑に むせながら

苦しいもだえを だれにも云えず
昔のあの日を 懐かしむ

なんで なんで なんで つらいんだ
なんで なんで なんで 寂しいんだ
こんなに 誰かおしえて


望みも消え去り 目をとじる
小鳥は あんなに歌うのに

胸にはうずまく むなしさばかり
おさえたまぶたも ふるえてる

アーアー
なんで なんで なんで つらいんだ
なんで なんで なんで 寂しいんだ
こんなに 誰かおしえて

なんで なんで なんで つらいんだ
なんで なんで なんで 寂しいんだ

なんで なんで なんで・・・・・・



http://m.youtube.com/watch?v=GdOFQROMQW8&gl=JP&hl=ja&client=mv-google&guid=





【ザ・テンプターズ/おかあさん】

ソロになった萩原健一の破天荒な歌い方やパフォーマンスを見ていると、とてもテンプターズを後追いで聴こうとは思わなかった。

しかし、テンプターズの出したシングルのクオリティの高さはハズレなしだった。(枚数も少ないが…)

格好良さや、演奏の巧さもタイガースやスパイダースを越えているかと思った。

ショーケンの優等生ぶり。

http://m.youtube.com/watch?v=-wCoZA5m5Tc&desktop_uri=%2Fwatch%3Fv%3D-wCoZA5m5Tc
(ちょっと、劇団ひとりにも似てる)

デビュー時は16歳だった。

既に外見も、歌唱力も完成されているのが驚異的。

初めからプロ志向もなく、たまたま銀座のディスコで歌っていてスカウトされ、即デビューして、GSでジュリーに次ぐスターになった。(本人はデビュー当初から解散したくて仕方がなかったらしい)

GSブームの終焉と共に、音楽から映画監督になろうと、映画の撮影現場を手伝っていた時、その主演が降板して、たまたま代役に抜擢されたらしい。

まさに自分の意志に反して、物語が動く天性のスター。

「太陽にほえろ!」も嫌で仕方がなかったらしく、殉職で降板した際も、パワハラで『干す。』と脅されたらしいが、番組は「マカロニ殉職」に大反響。

以後、番組の大ヒットの要因になる。



幾度か大麻不法所持で逮捕。

2004年に交通事故で業務上過失致傷で逮捕。

おまけにその年、監督・スタッフ・共演者への暴言・暴行を繰り返したため途中降板となった主演映画『透光の樹』の出演料問題でこじれ、2005年6月に東京地裁で懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の有罪判決を受け活動休止。

執行猶予の終了頃から、芸能界に復活。

2010年には東京・大阪で7年ぶりのライヴ(トーク&ミニライヴ)ツアーを行なった。


……のだが、たまたま自分が働いていたトランポ(コンサート・ツアー用トラック)会社が、その復活ツアー用の機材の運搬を依頼され、仲間が担当した。

彼如く―

リハーサル中に、もの凄い怒鳴り声が聞こえて、それがあまりにも尋常じゃなかった。

ショーケンが一方的にスタッフに怒鳴り散らしていた。

コンサートが始まって、スタッフが『ステージを見ませんか?』と誘ってくれたが、『白けたので見る気が起きなかった。』

―らしい。

僕は直に接してないから分からないが、ショーケンは懲りずにショーケンでいて欲しいと思う。


『おかあさん』
作詞:松岡弘子
補作詞松崎由治
作曲:松崎由治

オーママ ママ
オーママ ママ
オーママ ママ
オーママ ママ

母さんが くれた かたみ
ふところに しまって あるよ

オーママ ママ
オーママ ママ
オーママ ママ
オーママ ママ

母さんが 言った 言葉
いつまでも いつも いい子で
たった一言 いい子で いてね
いい子で いてね

オーママ ママ
オーママ ママ
オーママ ママ
オーママ ママ

母さんが くれた 幸せ
大切な 心の 宝たった一言 いい子で いてね
いい子で いてね

オーママ ママ
オーママ ママ
・・・・・・


http://m.youtube.com/watch?rl=yes&v=LNalNiPDbis&hl=ja&gl=JP&client=mv-google&guid=


オリコン・チャート4位(1968)

元の歌詞は雑誌『平凡』で募集されたもの。

その歌詞に松崎由治が補作をし、作曲も彼がした。

メイン・ボーカルも松崎由治がとり、ショーケンはコーラスとハーモニカであった。


…当時の、一般人の作詞能力が垣間見られるようです。

何を基準にして選ばれたのか?よく分からないのですが、インパクトは絶大。

切ないメロディーも最高です。

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