ツグトヨのブログ

アクセスカウンタ

zoom RSS GSシングルの素晴らしき世界(3)学校で教わったどんなことよりも、三分間の奇跡と魔法から全てを学んだ

<<   作成日時 : 2013/10/12 11:52   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 8 / トラックバック 0 / コメント 0

画像

【ザ・タイガース/十年ロマンス】

タイガースは1981年の暮れに、解散10周年ということで、一時的に“同窓会”を果たす。

その際、三枚のシングルと、一枚のアルバムを残すのだが、とりわけ、一枚めのシングル「十年ロマンス」と、二枚めのシングル「色つきの女でいてくれよ」は極めつけの名曲だと思う。

阿久悠の作詞家デビューは、ザ・モップスの「朝まで待てない」(1967年)

橋本淳、なかにし礼、山上路夫、安井かずみ…

当時の売れっ子作詞家が手がけているタイガースの歌詞に、新進気鋭の作詞家が入り込む余地はなかった。

阿久悠:「グループ・サウンズ・ブームの最中は僕はまだ売れっ子と呼び難い作詞家で、とてもこの売れまくっているグループの詞は書かせて貰えなかっので、この指名にはちょっと感慨深いものがあった。」

〜十年ロマンスといわれた愛は、今もきらめいているだろうか……〜

阿久:「まさにこれはぼくの想いそのもので、十年という年月は、愛のきらめきを倍増することもあれば、奪うこともある。記憶ですら、微妙なところで、“忘れがたい”と“とうに忘れた”の境界線をつくる時の長さに思えた」

彼は「十年ロマンス」では、タイガースだけでなく、様々なGSのフレーズを散りばめた。

それは彼にとっての、“汽車に間に合わなかった”GSへのリベンジではなかっただろうか?


“てのひらを傷つけ合い Lの字を書いた人よ枯れるなよ 花のように”

“人は人形に変わるだろう”

“甘い調べ 聴きながら鳥になった”


〜腕に傷をつけて 腕と腕を重ね〜(テンプターズ/純愛)

〜おお 愛のしるし 花の首飾り〜(タイガース/花の首飾り)

〜フランス人形 抱いていた〜(タイガース/僕のマリー)

〜甘いため息で 愛を信じあう〜(タイガース/君だけに愛を)

〜青い鳥を見つけたよ 美しい島で〜(タイガース/青い鳥)

作曲は沢田、編曲にGSブームの功労者・すぎやまこういちと、当時のジュリーの強力なブレーンだった伊藤銀次。

決して懐かしさに浸るだけでなく、確実に最新型の音(当時)で攻めてきました。

『十年ロマンス』
作詞:阿久悠
作曲:沢田研二

※Once upon a time 
はるかな夢
もう誰もここにいない
ひき潮の海のように※

十年ロマンスと
いわれた愛は
今もきらめいているだろうか

月の光あびながら
肌を見せた
あの誓いの夜の
ヴィーナスに似たひとは 今

てのひらを傷つけ合い
Lの字を書いた人よ 
枯れるなよ 花のように


十年ロマンスが
まぼろしならば
人は人形に 変わるだろう

甘い調べ 聴きながら
鳥になった
あのみじかい夜に
しあわせを見た人は 今

(※くり返し)

Once upon a time


http://m.youtube.com/watch?v=905nOPL_x6U&desktop_uri=%2Fwatch%3Fv%3D905nOPL_x6U





【タイガース/色つきの女でいてくれよ】

GSブームの頃、当時の風潮や作風から、タイガースではジュリーとトッポという二大ボーカリストを配しながら、曲の途中でボーカルを分け合う曲はなかったと思う。

10年後の同窓会時には、それが日本の音楽界にも浸透したのか、沢田研二と加橋かつみの必殺ツイン・ボーカルによる楽曲で、当時(GSブーム時)からのファンは驚喜したのではないか?

作曲はジュリーから、森本太郎へ。

アレンジはジュリー・サウンドを支えていた伊藤銀次。

作詞は当然、阿久悠。

阿久悠:「キーワードは〈色つき〉で、その時代に僕が女性に何を期待していたかがよくわかる。〈色つき〉は決してケバケバしい原色で飾ることを願っているわけではなく、キラキラした青春の美しさを、浮世の常識の中で棄ててしまわないように、それこそ、いつまでも、いつまでも…という思いで書いたものである。」



タイガース(GSブーム)が終焉して十年が経ち、あの当時、少女だった人達は皆、女性になった。

阿久:「〈色つきの女〉とは、いかなる女性のことを指すのかは、一言も書いていない。ただ、少女期の終わりに別れることになった女性の未来が鮮やかなものであるようにと、青年の感傷が念じているものである。具体的には何も書いていないが、〈色つき〉が精神的なものであることは確かである。」


『真冬の帰り道に送っていった少女』は、いつしか大人になった。

『恥ずかしそうにうつむいていた少女』は、いつまでも、〈色つき〉の女でいるだろうか?

『うちひしがれた心に勇気を与えてくれた少女』の未来は、鮮やかなものであるように……


阿久悠:「僕はその時、十数年後の女性達が髪を金色、茶色、黄色に染めて、街が文字通りの色つきの女に席巻されるとは、不明ながら思ってもみなかった。『今、〈色つき〉ってそういうことじゃないんだよ…』と小さく呟いている。」(歌謡曲の時代/平成16年刊)より


『色つきの女でいてくれよ』
作詞:阿久悠
作曲:森本太郎

さよなら ぼくの美少女よ
きりきり舞いの美少女よ
いつまでも いつまでも
色つきの女でいてくれよ


たそがれの窓辺で髪をすき
いたずらに口紅をぬっていた
あどけない笑顔がまぶしくて
さりげなく背を向けた日もあった

移り気は夢の数と同じだけ
それぞれの心に それぞれの夢を

さよなら ぼくの美少女よ
きりきり舞いの美少女よ
いつまでも いつまでも
色つきの女でいてくれよ


ふり向いた瞳が大人びて
唇の微笑みが気になった
去りぎわの季節のあざやかさ
その裏のさびしさを感じてた

想い出はいつも揺れるメランコリー
それぞれのページに それぞれの色を

さよなら ぼくの美少女よ
きりきり舞いの美少女よ
いつまでも いつまでも
色つきの女でいてくれよ

さよなら ぼくの美少女よ
きりきり舞いの美少女よ
いつまでも いつまでも
色つきの女でいてくれよ


http://m.youtube.com/watch?v=e5PTRwJ9aik&desktop_uri=%2Fwatch%3Fv%3De5PTRwJ9aik






〈番外編〉

【AKB48/ヘビー・ローテーション】

大好きな漫画家/評論家/ジャーナリスト・小林よしのり氏が指摘していましたが、この曲はGSのオマージュだったんですね。

確かに考えれば、このプロモーション・ビデオのコスチューム、オックスやカーナビーツあたりの典型的なGSファッションです。

振りつけも、確かにタイガースの「君だけに愛を」が入ってますね・・・(可愛さ満載で、一筋縄ではいきませんが…)


I want you!
I need you!
I love you!
ハートの奥
ジャンジャン溢れる愛しさは
ヘビーローテーション


…これも『カーナビーツ/好きさ 好きさ 好きさ』(元歌はThe Zombies - I Love You)ですね。。。


http://m.youtube.com/watch?rl=yes&v=lkHlnWFnA0c&client=mv-google&gl=JP&hl=ja&guid=

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 8
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
GSシングルの素晴らしき世界(3)学校で教わったどんなことよりも、三分間の奇跡と魔法から全てを学んだ ツグトヨのブログ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる